愛媛県は24日、「元気な集落づくり応援団」として過疎地域などでのボランティア活動に積極的に参加した一宮グループ(新居浜市)、日本食研ホールディングス(今治市)の2社に知事感謝状を贈呈した。
 企業や大学などが人手不足に悩む地域の清掃活動や祭り、運動会といった行事を支援する事業で2010年度に開始。一宮グループは11回延べ92人、日本食研ホールディングスは13回延べ39人が参加した。
 県庁での贈呈式で西本牧史企画振興部長は「支援を受けた多くの集落から感謝の声が寄せられている。引き続き協力してほしい」。一宮開発グループの田那部宏文専務理事は「ふるさとの現状を知ることで社会人の成長に大きな成果を上げている」と述べた。
 応援団には現在、34企業団体が登録。16年度は内子町、久万高原町などの24カ所で活動する予定。